絶景 城ヶ崎海岸のつり橋とぼら納屋
2021年 09月 28日
食事処「ぼら納屋」に車を置いて断崖に掛かる「門脇つり橋」に向かいます。
駐車場のおじさんは、「ここから行き方はふたつあるけど、海岸沿いがいいよ。15分ぐらい歩くけど、平気、平気」って涼しい顔で言っていましたが、私はアイン号を担いで、アインパパは9kg越えのアインを抱っこしながらのボコボコとした岩道のアップダウンはけっこうキツかった。
木々の合間を進んでいくと、高く切り立った崖に、ごつごつとした岩礁、のこぎりの刃のようにギザギザとした海岸線、絶景が視界いっぱいに飛び込んできます。
「ボクはちょっと疲れました」
「よしよし、もう少しだから、がんばれアイン 」とでも、言われているのかな?
荒波に削られた海蝕洞の間に長さ48m、海面からの高さ23mの「門脇つり橋」に立つと岩に砕ける白波と真っ青な海が眼下に飛び込んできます。
柱のような独特な形をした崖の割れ目は規則正しくまっすぐになっているので、柱状節理(ちゅうじょうせつり)と呼ばれます。
スリル満点の空中散歩はお任せして、高所恐怖症の私とアインは休憩所から勇気ある方々を眺めていました。数々のサスペンスドラマや特撮ヒーローの撮影地にもなった迫力満点の絶景に足がすくみます。
およそ4000年前の噴火で形成された溶岩海岸、力強い自然に圧倒されます。
休憩所であったかわいいナミちゃん。足取りも軽い7歳です。
パパに抱っこされてつり橋も渡ったんですって。すごい!
昭和39年(1964)まで、春秋にぼらが回遊するころに漁師が住み込んでいたのが、このぼら納屋です。富戸に回遊するぼらは美味で、江戸時代には珍重された高級魚で、徳川幕府に献上されていました。三代将軍 徳川家光公が食した記録も残っていて、ボラは出世魚と言われています。
ぼら納屋近くに立つ海岸沿いの白くあせた魚見小屋は、ボラの群れを見つけるための物だったそうで、今は静岡県の有形民族文化財に指定されています。
ぼら納屋は改修され、ワンコ連れは、右手の部屋に通されます。壁際に陣取ったアインは、座布団の上にマットを敷いてお座り。お水を持ってきてくれたお姉さんを見上げる姿は、おじさん・・・人間のようじゃありませんか。笑
名物の金目鯛のづけ丼と金目鯛のあら汁。
釜揚げシラスと伊豆名産、本わさびの二色丼。わさび丼はご飯の上にかつお節、おろした生わさびに、醤油をかけるだけ。静岡を訪れた「孤独のグルメ」でゴローさんがわさび丼をおかわりをしていたのを覚えていたので頼んでみました。本わさびは、そんなに辛くないはずなのに・・・・・少しにしたのに・・・・・うー、鼻につーーーーん、悶えました。涙
気がつくと、アインは車中ずっと起きてたので、倒れ込むように寝てました。
今回ばかりは食い気より眠気が勝っていたようです。
by ein_tail | 2021-09-28 18:28 | アインと散歩 | Comments(0)