蕎麦や「土家」
2009年 12月 03日
小春日和。
アイーン!の志村けんさんを生んだ東村山市へ蕎麦懐石を食べに行きました。
うちの「アイン」は残念ながら、今回はお留守番。
駅から歩くこと数分。川沿いに建つ古民家のお蕎麦や「土家」。
敷石には打ち水、戸口には白いのれんが掛かり情緒ある佇まい。
ガラス戸をガラガラッと・・・・。
「いらっしゃいませー」
清々しい気持ちのよい声が聞こえてきました。
以前は、土間だったと思われるところには、玉石を埋め込まれ、漆喰の壁に
は、からすうりや厄除の鳥団扇、ご主人が焼かれた蕎麦猪口が、さりげなく
飾ってあります。
店内は、カウンター5席とテーブル席がひとつ。
古い薬箪笥の上には、ゆずやカリンが飾られ良い香りがしました。
今日は、予約をしておいた蕎麦懐石3,670円を頂きます。
自家製の梅ジュースをサイダーで割ったものと、蕎麦焼酎でスタート。
先ず八寸。炊き合わせが運ばれてきました。
季節の素材を生かしたお味付け。
美味しい物を少しづつ、目にも楽しいです。
*白菜のお浸し、出汁巻き卵、さんまのやわらか煮、さつまいもの蜜煮、
お多福豆の含め煮、高菜の佃煮、揚げ銀杏と蒸しむかごの塩串焼き
次にいただいたのは、ふんわりした蕎麦豆腐。
春菊、菊の花、湯葉にわさびを添えて、やさしいお味。
続いてお椀。蕎麦がきに生麩、蕪、ほうれん草をそえて、渡り蟹の
香りの良いお出汁のスープでいただきました。
揚げ物は、海老芋、かます、柿。大根おろしのみぞれ餡をかけて。
そして、石臼で挽いた茨城筑西の常陸秋そば。
黒めで香り高い粗挽き蕎麦。
薬味は、辛み大根と紅大根を合わせて淡いピンク色なのが新鮮でした。
締めは芋羊羹。
紫芋と薩摩芋の組み合わせは紅葉の山のよう。
厨房とカウンター席のある母屋は、築90年だそうで、お直しは、
さぞかしご苦労されたでしょうね。
でも、きちんと拭き掃除をなさっているのでしょう、さっぱりして
いて、気持ち良い空間なんです。
「ごゆっくりなさって下さい」と声を掛けていただいたとおり・・
たっぷり2時間、お食事と雰囲気を楽しみました。
作り手のお人柄を感じるような丁寧に作られたお料理と季節を
感じる店内のしつらえ。
でも、これでもか!頑張ってます!
的な気負いを感じさせないおもてなしが心地よかったです。
風景や空間と季節の食材をあわせていただく、そんなお蕎麦や「土家」。
ごちそうさまでした。
それはそうと、お留守番のアイン坊は…
ん? その目は…。
おいしいもの食べてきたのが、バレちゃったかな m( ̄ー ̄)m
by どんぐり
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土家 (そば / 東村山)
★★★★☆ 4.0
by ein_tail | 2009-12-03 22:40 | 暮らし(ごはん屋) | Comments(2)
Commented
by
white
at 2009-12-04 08:20
x
古民家での蕎麦懐石!!良いですね(^0^)
お料理の数々に思わずお腹が鳴りそうになりました。
アイン君、美味しいものを食べてきた事を隠してもしてもわかっちゃうよね?(^_^;
お料理の数々に思わずお腹が鳴りそうになりました。
アイン君、美味しいものを食べてきた事を隠してもしてもわかっちゃうよね?(^_^;
0
Commented
by
ein_tail at 2009-12-04 09:05
whiteさん♪
蕎麦の名店は、たくさんありますが、ちょっと頑張ったお散歩気分で
お出かけすると良さそうな「土屋」です。
単品でも色々と楽しめそうですよ。
アイン坊のフードのチェックはとても厳しく、私がこっそり何かを
食べていると背後霊のように後ろにいて、びっくりします ( > + < ; )
蕎麦の名店は、たくさんありますが、ちょっと頑張ったお散歩気分で
お出かけすると良さそうな「土屋」です。
単品でも色々と楽しめそうですよ。
アイン坊のフードのチェックはとても厳しく、私がこっそり何かを
食べていると背後霊のように後ろにいて、びっくりします ( > + < ; )